2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

だいぶまえの気まずさ

~だいぶまえの気まずさ~久しぶりに人に会う。 久々の事で何を話していいかわからないが、あえてそこへ身を投じることにした。 気まずいのも、間もしょうがない。 気まずいままの時間を受け入れる。 それは大人としての時間の過ごし方なんだろうか。

だいぶまえのコーヒー

~だいぶまえのコーヒー~コーヒーで胃がもたれる。 もたれを日々からいち一つづつ引いていきたい。 余計なものを引いて、残したいものが残る? 一歩づつ、一歩づつ。

だいぶまえのゴスペル

~だいぶまえのゴスペル~ゴスペルというものに初めて参加することにした。 歌うことに対する不安はそれほどない。 それは教えてもらえるので、個人の頑張りの部分。 それよりも、他の人達とちゃんと関われるだろうかとか、ゴスペルが本来持っている、宗教的…

だいぶまえの本音

~だいぶまえの本音~会議が終わり会食の時間。 上司達と中国の話や昔の話をしているうちに、自分が入社した頃の話になった。 正直始めはいつ君に引導を渡そうかと思ったよ。 改めて上司の口から言われると、思った以上に残る。 ベテランの先輩から、顧客を…

だいぶまえの準決勝

~だいぶまえの準決勝~夜中。 男子サッカー準決勝は1:3でメキシコに逆転負け。 元々体力を消耗する戦術だったので、大会が進むにつれて、この戦い方ができなくなるのは予想できた。 動けなくなっている前線をそれでも使わないといけない状況は、他に手がな…

だいぶまえの唱え

~だいぶまえの唱え~ 行ったって、行かなくったって同じだ。 この仕事に就いて、一体何回この言葉を唱えただろうか。 ネガティブに、時にポジティブに、この言葉を心の中でつぶやく。

だいぶまえのウィキッド

~だいぶまえのウィキッド~4回目のミュージカル「ウィキッド」。 4回目くらいになってくると、アンサンブルに目がいくようになる。 どんな表情をしているのか、セリフの無いところでどんな演技をしているか、セリフを追うのを忘れて端々を楽しむ。 今回の前…

だいぶまえのもやもや

~だいぶまえのもやもや~会議の後に美術館に行こうと思っていたが、どうも調子が良くない。 少し気持ちが悪いような、もやもやした感じだ。 はっきりとした気持ち悪さではないのが、なんともいやらしい。

だいぶまえの真夏のかけひき

~だいぶまえの真夏の駆け引き~ユーロの決勝で寝不足気味の体に、32度の夏日が襲いかかる。 きたきた、これが夏というやつだった。 この暑さの前に、T社の競合見積もなんとなく諦めがちになる。 駆け引きなしで出してくれという、駆け引きを持ち出してくる…

いつかのリズム

~いつかのリズム~ 雲の上を移動していくジェット機の低い音が、空と海の間を震わせている。 後ろからは、鉄道の通り過ぎる音。 立ち込めたようなリズムのなかで、波の音だけがただ満ち引きを繰り返している。 人の作り出したものは、どうも生真面目だ。そ…

だいぶまえの休日出勤

~だいぶまえの休日出勤~今日は休みだが、早めに会社へ行き、急ぎの分の仕上げと発送を済ませた。 片方の案件はわだかまりが残るが、とりあえず、済ませるものは済まして、頭を軽くした。 途中で上司がやって来て、作業を手伝ってもらったが、自分の出勤が…

だいぶまえの健診後

~だいぶまえの健診後~なんとなくのんびり構えていたが、客先から明日欲しいと言われて、慌てて取りかかる。 やってみると、意外と修正が多く時間がかかる。 結局、もう少しもう少しとやっているうちに、夜中になってしまった。 健診があったことで、余計に…

だいぶまえの健診前

~だいぶまえの健診前~明日は健診だが、仕事で8時を過ぎてしまったので、駅近くの立ち食いそばで夕食をとったあと、カフェで仕事を振り返っている。 こうして整理してみると、なんとなく仕事の話がやってきている感じはする。 なんだか最近引き寄せが上手に…

だいぶまえの主役

~だいぶまえの主役~この1、2年、すっかり欧州サッカーの話題の中心となった、バルサとレアルだが、今年は特に注目が高まった。 両エースでは、メッシが年間得点記録を打ち出し、リーグでも40点を決めると、クリスティアーノ・ロナウドも負けじと、42点を叩…

だいぶまえの支え

~だいぶまえの支え~先に進まない。 本当に間に合うのか不安になる。 家に帰りたい。 妻に会いたい。 ゆうべ妻が見せてくれた、パラパラ漫画が何度も思い出されて、泣きそうになった。 もっと早い時期から、1時、2時くらいまでやっておけばよかったのか。 …

だいぶまえのあの空

~だいぶまえのあの空~ゆうべも遅くまで会社にいたため、今日は車で出勤。 公園を左へ曲がり、最初の交差点を抜けると、なんとなく気持ちにゆとりがあることに気付いた。 今日は車が少ないかもしれない。 と思いながら大通りに出ると、いつも通りだった。 …

だいふまえの夜道

~だいぶまえの夜道~現場のデータ作業が終わらない。 結局、夜12時を過ぎてしまい、家に帰るにもガソリンが心許ないから、近くの漫画喫茶に行くことにした。 川沿いの一方通行の二車線を、眠気覚ましに歌を口ずさみながら、右側にあるお店に入ろうと、左の…

だいぶまえの差し迫り

~だいぶまえの差し迫り~朝父親から電話があり、父方の祖母が弱っていて、あと、一日もつかどうからしい。 とうとうきたかという苦い思いと、またこの時期かという思いが絡み合う。 去年、母方の祖母の時に追われた感覚がよみがえる。 今日は、打合せ中の案…

だいぶまえのタイミング

~だいぶまえのタイミング~誰かの、やめるタイミングを逃したという話を聞いて、自分の事を思い出した。 入った当初からやめたがっていた自分。 毎朝暗い部屋にこもって、終わって外へ出るともう日が暮れている虚無感。 しかし、その次には営業になり、更な…

だいぶまえの1月の終わり

~だいぶまえの1月の終わり~何も始まらずに、1月が終わる。 いったいいつまで続くのだろう。

だいぶまえの年始5

~だいぶまえの年始5~葬儀の日は、昼間に会社を閉めて参列。 この時も、あまりよく覚えていないが、メッセージを書いて、彼に添えたのは覚えている。 そして、彼に出会えたことへの感謝を伝えた。 彼と話していたことは、引き継ぐことは出来ないが、やれる…

だいぶまえの年始4

~だいぶまえの年始4~昨日は会社での作業が出来なかったので、改めてと思っていたが、妻の送迎や、ランドリーや、片付けをしていたら夕方になってしまい、会社どころか電車に間に合うかどうかという時間になってしまった。 名鉄で人身事故の情報があり、JR…

だいぶまえの年始3

~だいぶまえの年始3~高速でさっとセントレアに行ってしまうのもなんだか気が向かず、下道で車を走らせ、途中新舞子へ寄ってみた。 ファインブリッジからの眺めは、いつもよりもウィンドサーフィンの数が多く、低く下がってきた日の光が、彼らをまばゆく照…

だいぶまえの年始2

~だいぶまえの年始2~朝から、内心明日のお通夜へ行くかどうか迷っていた。 理由はない。 なんとなくだ。 なんとなく、急ぎの大型案件の整理をした方がいいんじゃないかとか、翌日葬儀があるからいいじゃないかとか、なんとなく感じる緊張感からくるものな…

だいぶまえの年始1

~だいぶまえの年始1~年明けの挨拶2日目。 客先から帰る途中、社長から同い年の先輩が危篤だと聞く。 病院の方も延命治療をやめたという。 もってあと2、3日。 思考がなんとなくぼやかしている気がするが、認めないようにしている自分に気づく。 家に帰っ…