2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

まえがきのまえがき~だいぶまえの雲間~

~だいぶまえの雲間~降り止んだと思ったら、また降りだす。 今日は、実りの少ない日になりそうだ。 ipodから流れるソプラニスタの歌声が、 淀んでいた心と体に流れ込む。 心の雲が晴れてゆき、雲間から空が見えた。 目の前の空が晴れたわけでも、自分の立場…

まえがきのまえがき~だいぶまえの恋と愛~

~だいぶまえの恋と愛~誰かが言った。 「不倫はドロドロしちゃダメなの。 それは絶対のルール。 ドロドロとした愛より、さっぱりとした恋の方がいい。」 ドロドロも、さっぱりもどちらも恋だ。 恋はお酒みたいなもの。 軽く酔うか、正気が保てないほど酔う…

まえがきのまえがき~だいぶまえのキャンパス?~

~だいぶまえのキャンパス?~同い年の先輩に連れられて、お客さんと初めて飲んだ。 飲む前は漠然としたイメージばかりで、憂鬱になっていたが、実際にその場にいると、どの想像とも違っていて、自分に足りないもの、心配していたものとは違う、ごく当たり前…

まえがきのまえがき~だいぶまえのツケ2~

~だいぶまえのツケ2~通い先で、また新たに自社での作業が進んでいて、過去のツケがのしかかる。 モヤモヤしながら会社の駐車場に戻ると、車庫入れの際に、大家さんと目が合う。 こちらが急にバックしたせいか、怪訝そうな顔をしている。 その顔が通い先の…

まえがきのまえがき~だいぶまえの独り言?~

~だいぶまえの独り言?~君の持っている狂気は僕も持っている。 人生に現実は必要か、真実は必要か。 君を見ていると時々それがわからなくなる。 人は真実よりも解釈で生きている。 真実が人を幸せにするとは限らない。 歴史においては、事実の部分はまった…

まえがきのまえがき~だいぶまえの夢~

~だいぶまえの夢~なにか引きずられる思いを感じながら、コンビニを出て会社に戻る道。 この感覚に引っ張られずに、走り抜けられたらいいと思う。 夕べ見た、相手の見えない逃走の夢。 走って走って、 挙げ句の果てには空を飛んで、 その場から飛び去ったが…

まえがきのまえがき~だいぶまえのとまどい~

~だいぶまえのとまどい~午前中、両親たちと4人で最近行きつけの接骨院にやってきた。 最初のうちは嫌がっていた父も、やってみて気分が変わったみたいなのでよかった。 それとは裏腹に、母の実家とは縁切りになったと聞いて、無力感を感じる。 頭の中で色…

まえがきのまえがき~続だいぶまえの補助輪~

~続だいぶまえの補助輪~結局、会社訪問は明日一人で行くことになった。 先輩は、一言突き放すように「頑張って」。 ソフトの話をするだけでは間が持たない。 明日が来るのが不安でしょうがない。 とりあえずミスドに入って予習をしようと思うが、なんとな…

まえがきのまえがき~だいぶまえの補助輪~

~だいぶまえの補助輪~夕飯後に、コメダで手帳をつけている。 今週訪問する客先の件で、同い年の先輩から、今回は一人で行ってくれと言われて、以前ほどは抵抗がなくなってきている。 依然として不安で、できれば行きたくないが、「そろそろ、そういう立場…

まえがきのまえがき~だいぶまえの占い~

~だいぶまえの占い~夕刊に「あすのあなた」という占いがある。 今日は「焦りは禁物、しばしの間退守を」 これは今日の事にしてみると、思い当たるフシがある。 普段話さない客先に珍しく話しかけたり、打合せを持ちかけたり。 焦っていると言えば、焦って…