いつかの那覇ぶら10

〜いつかの那覇ぶら10

 

ゆいレールのフリー切符がまだ使えるので、首里の黒猫食堂というカフェにやってきた。

高台の見晴らしのいい場所にあり、メニューは四つのみで、すべてオリジナルレシピなんだそうだ。

メルボルン料理ということで、見慣れない名前ばかりでイメージがつきにくいので、ジャマイカチキンのプレートを注文してみた。

 

運ばれてきた瞬間からスパイスのいい香りが、食欲をそそった。

数十種類のスパイスにしっかり漬け込んだチキンのソテーをココナッツライスに絡めて頬張ると、口の中で香りが重なり豊かさが広がった。

ローストパンプキンに、お手製のハーブヨーグルトを塗っていただくと、カボチャの甘みがソースの酸味と溶けあい、添えられたシードやヤングコーン、トレビスを絡めていく事で、香りや食感が変化し食べる好奇心を刺激する。

仕上げのコーヒーも申し分なし。

沖縄そばやステーキとは違う、香りや食感で楽しむメルボルン料理。

こんな沖縄ごはんが合間にあってもいいもんだ。