だいぶまえのタイミング

~だいぶまえのタイミング~

誰かの、やめるタイミングを逃したという話を聞いて、自分の事を思い出した。
入った当初からやめたがっていた自分。
毎朝暗い部屋にこもって、終わって外へ出るともう日が暮れている虚無感。
しかし、その次には営業になり、更なるプレッシャーに苛まれる。
誰とも話せず、通過するごとに罪悪感が増してゆく。
明日こそはと思いながら、昨日と同じ今日の繰り返し。
あの頃と比べると、少しはマシになったのかもしれない。
すぐに、辞めていればよかったのか。
辞めなくてよかったのか。
その結論は出ていない。
でも、辞めなくてよかったと言える日が、来るといいと思っている。