だいぶまえの年始5

~だいぶまえの年始5~

葬儀の日は、昼間に会社を閉めて参列。
この時も、あまりよく覚えていないが、メッセージを書いて、彼に添えたのは覚えている。
そして、彼に出会えたことへの感謝を伝えた。
彼と話していたことは、引き継ぐことは出来ないが、やれるだけの事はやってみると伝えた。
そこに確かな保証はない。
でも、そう伝えたかった。
ありがとう、君に出会えて本当によかった。
いつか、この会社を離れて別の道へ進むかもしれないが、そこまでは、彼の熱意は少しでも引き継いで、発展させようと思う。
今は、そんな気持ちだけがある。
その一方で、その先の自分の未来も思ってみた。
それこそ、どうなっていくかわからないが、わからないなりに一歩づつ進めていこうと思う。