だいぶまえのグラナダ

~だいぶまえのグラナダ

與語直子グラナダ2009という写真展を見て。
(以下一部解説文?)
荒野の中に自然の産み出す、偶発的で時に幾何学的な模様を抜き取り私達に気付かせる。
写真の中にある影が、光という世界の認識を意識させる。
そして影の中に確実に存在していることも。
自然が偶発的に作り出す模様の中を、横切ったり、置かれたりする橋や門が、自然に比べて人の作り出すものが、なんと生真面目なんだろうと気づかされる。
薄暗い暗闇の中から、少し現れ始めた世界は、世界の確認の始まりである。
認識はしているが、光によって人は世界を確認をするのだ。