まえがきのまえがき~だいぶ前に自立について思う~

~だいぶ前に自立について思う~

人生は一度きりで自分だけのもの。
誰もそれを止めることはできないし、あえてそれを抑えて生きることも本人の意志だ。
誰のせいでもない。
親が子のために人生を使うのも親の意志であって決まり事ではない。
そこに義務はない。
誰かのために費やす人生を足場に個人の人権を追及しながら、前者に個人の人権を説くのは、自己否定でもあるかもしれない。
個人の人権を説くならば、まずは自分の足で立つことができてからだ。
でも学生の頃はそれを平気で親に言っていた気がする。
最近それをよく思い出す。
思い出にできるくらいの年は重ねただろうか。
確かに最近、以前よりは大人になったかなあと思ってみるが、その比較をする為の以前の自分がどうだったかというと、これがあまり思い出せないのである。
例えば、学生時代の自分はどれほどの人間で周りの人達にとって、どういう人だったんだろうか。
一度みんなに聞いてみたいもんだ。