いつかの春、

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風車がまわる。
その向きが、今日の風の行方を教えている。
ガイドラインのような陽の光が洋上に示されている。
なんだか、とても大きく柔らかい矢印の中にいるようだ。

神様がどこにいるとか、
神様いるとかいないとか、それは人の範疇の話だ。
いる人には、いるという神様がいて、いない人にはいないという神様がいるだけだ。
なんだかんだ言って、みんな自分の神様が好きだ。

僕らは一つであり全部の中からはじまり、やがて一つに戻るまでの間にいるのだろうか。
それとも始めから全部の中にいて、その中の小さなさざなみなのだろうか。
はたまた、どこまでも続くはじまりの続きを生きているのだろうか。

どれも本当に思えるし、少し的外れにも思える。
そして、時々全部同じ事を示しているようにも。

ただ、そんな事を考える今を与えられている。
まずは、その事に感謝したい。