浄夜4

浄夜4

 

結局、楽園カフェで書物をしていたら、チェックインの時間になったので、そのままホテルへ向かう事にした。

リュウボウの前にあるシーサー。

柔和で力強い顔付きが、なんだか惹かれる。

シーサーも色々あるけれど、このシーサーの顔を見たら、何故か首里城の龍を思い出した。

 

リュウボウから、少し歩くとコンフォートホテルに到着。

フリードリンクコーナーは24時までやっていて、意外と助かるかも。

充電コードも携帯に併せて何種類もある。



部屋に着いたらまずやる事。

テレビでBSが見られるかの確認。

普段見られないから、BS見られるだけで、なんだか非日常に気分になれる。

安上がりだなあ。

 

ふと見ると携帯の充電が心許ない。

さっきのカフェにコンセントがあったのに、充電し忘れた。

でも、このまま部屋にいるのももったいない気がする。

BSでは、今年の芥川賞直木賞の決定までのドキュメントをやっている。

やめろ、面白そうじゃないか。

 

どうする、どうする、



結局、最後まで見てしまった。

いかん、せっかく那覇に来たというのに、カフェと部屋だけで4、5時間過ごしてしまった。

 

何かを取り返すような気分で、国際通りへ繰り出す。

思っていたよりは人はいる。

時間は5時前。

ライブは6時半からだから、始まる前に沖縄そばでも食べようと思ったが、お目当ての店はみんな終了済。

何てこったい。

何でそんなに閉まるの早いんだい。

時短か?

アフター5を大事にしてるのか?

 

漂うように農連市場まできて、空いてるそば屋さんに入った。

具がたっぷりでお腹はいっぱいになったけど、ちと味が薄かったかな。

よし、うだうたせず、もう劇場に行ってしまおう。