わりとまえの東京オリンピック

~わりとまえの東京オリンピック

朝起きると、2020年の五輪に東京が選ばれていた。
当初の見込みは厳しそうだっただけに、余計に驚いた。
決まってみると思っていた以上に、自分の奥底に得体の知れない安心感と自信が入り交じったような感覚が湧いてきた。
五輪の持っている影響力を感じる。
これは決まってみないとわからない感覚だ。
そこまで興味を持っていない自分でこれなのだから、戦後復興の後の東京オリンピックが人々に与えた自信は計り知れなかったのかもしれない。
2020年は7年後。
この手帳で2冊先の話だ。
その時、僕は何を書いているだろうか。
一つ前の手帳を書いているときに、今の手帳に書かれた未来を想像できなかった。
よき未来を思い、願い、向かう。
としよう。