だいぶまえの閉局

～だいぶまえの閉局～

今日は、Radio-iのFinalDay。
１日にこれ程、終わりのお礼や挨拶が読まれる曲もそう無い。
ラジオ局が一つなくなるということは、意外と喪失感があるということに気付く。
あと数時間で、79.5が砂嵐に変わってしまう事を考えて、少し思考が止まった。
そして迎えた、0:00。
最後はABBAのThank you for the musicで終幕。
最後のナレーションは、妻が話しかけてきてよく聞こえなかた。
これで全番組をしました、というような事を言っていたのを聞いて、少しドキッとしていると、やがて沈黙が訪れた。
ネット上で公開されている動画からは、最後の時間を噛み締めるスタジオの風景が流れている。
狭いスタジオの中で泣いている人、笑顔の人が、この部屋の沈黙の中で輝いて見えた。
ありがとう。
そしてまたアイましょう。

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この閉局から、数年後。
79.5は、インターエフエムとしてまた復活した。
そして、昨年そのインターエフエムも閉局になった。
寂しさもありながら、この時ほどの感傷が訪れなかったのは、ラジオ局はまた復活する事があるという事を経験したからかもしれない。
終わってもまた復活する、そんな不屈の周波数があったら、それはそれで面白いかもしれない。