まえがきのまえがき~続だいぶ前の後悔~

~続だいぶ前の後悔~

Mさんの所へ行くチャンスがもう一度めぐってきた。
来週の予定の分が今週中に持って行けそうになったのだ。
今度こそちゃんとお礼を言う自分を思い浮かべながら納品先へ向かった。
しかし、いざ行くとうまくその話を切り出せない。
そうこうしているうちに、Mさんはいったん部屋を出てしまい、また戻ってきた時も言えなかった。
そしてそのまま終了。
人にありがとうございましたと言えない事がこんなに悔しく情けないなんて。