だいぶまえの朝の始まり

~だいぶまえの朝の始まり~

7:25起床。
風呂に入っている時間はない。
昨日久しぶりにニンニク入りの味噌煮込みを食べたので、歯だけ磨いて家を出る。
ボタンのしまらないズボン。
ボロボロの財布。
ボサボサの前髪。
小さいストレスのようなものが、朝を覆い始める。
思い通りにいかない朝。
思い通りに出来ない朝。
思い通りにしない方がいいのかと思うと、自分の思いに自信が持てなくなってくる。
こうして全てを諦めることが、手放す事に繋がっているとするならば、それが虚しいと感じなくなるまでに、あとどのくらいかかるかかるのだろう。