まえがきのまえがき~だいぶ前の座標~

~だいぶ前の座標~

瞑想への距離は0m。
チベットでもセドナでもマチュピチュでもなく、本当はそこにいるのに、この距離感がここではないどこかへと思わせる。
たどり着いたわけでも、初めから無かったわけでもない。
初めからずっと同じ場所にあるのに、それを感じるのが難しい。
そして時折あきれるほど簡単にはそれを感じられる。
いまはどっちだろう。
私は既にそこにいる。
それだけはわかっている。